着物の紋とは、家紋(その家の紋章)のこと。特に、ミセス・既婚女性 が礼装として着る着物には、何かしら「紋」が付いたものを着るのが基本とされています。

女性の紋は、「女紋」と言い、実家の母方の紋を使いますが、嫁ぎ先の紋を使う場合もあります。

家紋

紋の数と格

紋の入れ方によるいわゆる「格」の違いがあります。

着物に入れる紋の数は「5つ紋」、「3つ紋」、「1つ紋」の3種類。一般的に、紋の数の多い方が格が高くなります。

(本当は着物によって 細かく格が違うのですが、分かりやすく簡略的にわけてます・・・)

  • 5つ紋 正礼装(正装)
  • 3つ紋 準礼装
  • 1つ紋 略礼装

 

紋が入る位置は、

5つ紋・・・ 後ろの背中部分中央と外袖(左右)と両胸(左右)の5か所。

3つ紋・・・ 後ろの背中の中央と外袖(左右)の3か所。

1つ紋・・・ 背中の中央に1か所。

着物をレンタルした場合の紋はどうなってるの

実際問題としては、着物はレンタルするケースも多いです。そんなレンタルのするような場合には、着物にあらかじめ「紋」が入っている場合が多いです。

どういうことか?と言えば

レンタルで使われている紋は、一般的に「五三桐」という 桐の紋 が多いと言われています。この紋を使う家が多いからだそうです。レンタル店によっては、各家庭の紋を別に貼り付けてくれるサービスをしてくれる所もあるそうですよ。ご自分の紋でという方は、そういうサービスをやっているショップを探してみるといいですよ。