ウール生地は、4月の入学式や入園式のママのスーツとして着ても大丈夫か。

「ウール(wool)」と言えば、秋冬素材と思いがち。

必ずしも、そうではありません。


ウールカット
ウールは、他の繊維と比べて、とても優れた素材です。
冬は暖かく、夏は涼しい

皺(シワ)になりにくい

汚れにくい・水をはじく

これが、ウールの優れた特徴です。

ウールは、ご存知 天然の毛素材なので、ふわふわ、そして縮れがありますね。

このふわふわ&縮れが 湿気を吸収・放湿してくれ、夏は涼しく冬は保温をしてくれて 装う人を快適にしてくれるのです!おまけに、毛は油分を良い感じに含んでますので、美しい上に、汚れや水をもはじいてくれます。

それなので、ウールは、本来なら「1年中・通年」着られる素材です。

4月(春)にウールを着る時に気を付けたいことは

いくら1年中着られるウールであっても、気を付けたいのが「季節感」。

肌寒さは残るものの、すがすがしい4月。ウールはOKでも、「毛足が長い」ものや冬っぽい「厚手の」ウールは、見た目として避けた方がベターです。

春は、こんなウールが おすすめ。

ジョーゼットウールジョーゼット

ウールジョーゼットは、表面は、若干凸凹している上品な優しさのある高級上質ウール。
ハリもあり見た目も清々しく、1年中快適で美しいフォーマル向けのウール。

 

IMG_0365111薄手ウール・サマーウール

サマーウールを始めとした薄手のウール。
薄手のウールは、1年中着る事が出来るウールです。中でも一番薄手のものがサマーウールです。サマーという呼び名でも、夏限定のウールという訳ではありません。

 

混紡ウールウールと他の素材との混紡

シルクウールや他の化繊との混紡によるウールも、1年中着られるものが多いです。

美しさや扱いやすさという部分においても、優秀です。

 

ママが着る濃紺のウールのお受験スーツなどは、受験スケジュールに従って年間を通して着用できるように考えられたもので、生地の厚さ的にも丁度良く、デザイン的に喪上品。入園式や入学式の母親(ママ)・スーツとして着る事も十分可能です。

小学校を受験する予定がある場合は、「お受験スーツ」で入園式なんていうのも 一つの方法です。